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いつも拝見させていただいている「川越市薬剤師会誌 やげん」から執筆依頼が舞い込んできて驚き、少々緊張しながら書かせていただきました。
「保健所の仕事」と聞いて、皆様はどのような事を思い浮かべますでしょうか?薬剤師などの免許申請、病院や薬局、美容院などの開設許可、犬の捕獲、後は・・・??などと感じてしまうかもしれません。他にもエイズ検査や結核などの感染症相談、(難病などの)医療費申請など業務はたくさんあります。
担当する業務は、所掌する法律で業務内容が異なり、法律を単位として分担が決まることが多く、その中で私は薬務を担当しています。「薬務」というくらいなので薬局や医薬品販売業など薬事関係の施設が対象であって、主に薬剤師の方々とばかり話しをしていると思われがちですが、薬事法が医療機器の規制をしており、薬剤師のみならず、街の電気屋さんが窓口にいらっしゃることもしばしばあります。その他には、ガス屋さんに苗屋さん、塗料屋さんやスーパー銭湯の経営者に至るまで、幅広い層の方々と話をする機会があります。某局の番組ではないけれど、「ヘェ〜」と思うことが本当によくあります。そういう意味では毎日がとても新鮮?です。
来庁者が多様なら職員もまた多種多様で、医師である保健所長を始め、保健師、臨床検査技師、精神保健福祉士、栄養士に診療放射線技師・・・などなど沢山の方々と一緒に仕事をしています。この内訳だと一見、病院のようだと思われそうですが、獣医師がいるので、またちょっと違う雰囲気を醸し出しています。
仕事は法律を基本にして進められるのですが、(薬のことは多少なりとも勉強していても、)法律の勉強と言えば薬剤師国家試験の薬事関係法規くらいしかしていなかった私は、四苦八苦の毎日です。
自分の一言が与える影響力の大きさと調整事などの「間に入る仕事」が多いので、サンドイッチ状態になることがしばしばあり、非常に体力を消耗します。また、突発的な事態に備え、いざという時の動きの軽やかさが求められるのも、苦しいと感じる瞬間です。「もう少し人生経験を積んでから経験したいよ。トホホ。」と心の中で毎日のように叫んでいます。
いかにも「薬剤師」らしい仕事ではないせいか、薬剤師の就職先としてはかなり少数派なようです。また、世間一般で薬剤師と呼ばれる方々がされるような仕事はほとんどしておらず、免許を使っているとは思えない私がほんとに薬剤師を名乗ってていいのだろうか・・・と思うこともあります。「やくざいし」ならぬ「焼く座石?」とか「楽剤師?」なのではないだろうかと。
珍しい仕事だからこそ、薬剤師が体験できないようなことが体験できるのだと前向きに捉えるようにして、薬剤師らしい仕事については、実際に薬剤師として活躍されている川越市薬剤師会員の皆様に教えていただきながら、勉強していきたいと思います。
どこかでお会いした際には、是非御苦労したこと、楽しかったことなど、お話を聞かせていただけるとありがたいです。今後ともよろしくお願いいたします。 |
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