◆見逃せれる片頭痛
ある調査結果によると、慢性頭痛で外来を受診して片頭痛と診断されなかった患者さんを改めて国際頭痛学会の片頭痛診断基準に照らしてみたところ、その8割が片頭痛の診断基準をみたしていたとのことです。
この結果は、片頭痛がかなりの高確率で見逃されていることを示していると思います。
また、片頭痛と診断されるまで平均10年かかるなど片頭痛は放置されがちと分析されています。
・ 片頭痛と緊張型頭痛の鑑別のポイント
・ 悪心・嘔吐、光・音過敏等があれば片頭痛
・ 首を振ったり、肩を動かしたり、入浴で頭痛が増悪するのが片頭痛、軽減するのが緊張型頭痛
◆片頭痛はほとんど30歳までに発症
・ 肩こりがあるからといって緊張型頭痛とは限らない
* 両者を併せ持つ症例も多い⇒2種類の頭痛がないか聞くのもポイント
* 治療に関しても困っている方の頭痛を優先して治療
◆片頭痛治療について
発作時:頭痛が軽い(生活に支障なし)場合には消炎鎮痛薬を用いる。
頭痛が強い(寝込むなど生活に支障ある)場合にはトリプタン系薬剤を用いる。
酒石酸エルゴタミンは、前兆の出現した時に、できるだけ早期に服用する。
予 防:予防的治療は効果発現に2週間から1ヶ月要し、効果発現後3ヶ月を目安に内服
以後減量していく。
若年者⇒カルシウム拮抗薬
中高年者⇒カルシウム拮抗薬 効果なければジヒデルゴットやトリプタの−ル併用
緊張型頭痛合併には、トリプタノール、デパス、テルネリン、ミオナールなど
種々の治療に拮抗性の片頭痛予防にはデパケンを試す
生理に伴う片頭痛にはナイキサン、低用量ピル、副腎皮質ステロイドなど |