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生命の設計図であるDNAは無生物に生命を吹き込んだ。生物は地球誕生から8億年後の38億年前頃より絶滅と繁栄の歴史を繰り返しながら進化の道程を確実に歩んできた。
今日地球上には100万種の動物と40万種の植物が繁栄していることは実に幾重にも及ぶバリアの大気層が現存した賜である事は言をたたない。(図−1)
地球大気層の構築は地球誕生時既に運命付けられていた。
その要因は大きく分けると三つの要素が挙げられる。
1) 地球に強力な磁場が出来たことで、磁場に太陽のコロナより超高速で送られて来るプラズマの流れである太陽風を其の磁気圏で防除して大気層を護っている。
2) 地球は赤道半径6300km比重5.52g/cm3でその質量は地球型惑星中で最も大きく、それによる引力が強力に作用して、大気層を地球上に強力に繋ぎ止めることの出来たことは特筆に価する。
3) 太陽と地球の距離は一天文単位1億5千万kmにあり、惑星中最も生活の条件を満たす緩和な温度で、水が常に液体・固体・気体の三つの相で存在し、楽々と相轉位の出来る星は地球以外にはあり得ない。
地球上は動物・植物のオアシス、大森林は陸を満たし、ラン草類は海岸を満たしそれによる光合成は酸素を大量に生産して動物を育み成層圏のオゾン層形成に大きな役割を果たした。
そのオゾン層の形成は、有害な太陽光のバリアの重要な核である。これにより紫外線のC波は分解されるが、B波の一部とA波は地表に達し、日焼けの原因となる。
太陽光線は下記の表のように区別される(図−2)
放射線・・・・・200nm以下の波長
紫外線・・・・・200nm〜400nmの波長
可視光線・・・・400nm〜770nmの波長
赤外線・・・・・770nm以上の波長
今、皮膚との関係が問題になっている紫外線の作用は、ビタミンDの生成、殺菌作用など有益な作用をもっている反面、過度に浴びると色素沈着を生じ、細胞を傷つけ、老化を促し、最悪の場合には皮膚ガンの原因になる。紫外線は波長によって次のように大別される。
紫外線C波(UVC)・・・・・200nm〜290nmの波長
紫外線B波(UVB)・・・・・290nm〜320nmの波長
紫外線A波(UVA)・・・・・320nm〜400nmの波長 |
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●紫外線A波(UVA)は紫外線の中でも最も波長が長く、皮膚の基底層から真皮まで達し、メラノサイトの働きを活発にさせ周囲の細胞に大量のメラニンが送り込まれ、皮膚の色が黒くなる。これを日焼け又はサンタンと云い、皮膚の色が黒くなると日光に当たっても赤くならない。それはメラニンが紫外線を吸収し真皮に紫外線が届かなくなり赤くならない。反対に色の白い人ほど赤くなる(サンバーン)。昔は黒々と焼ける事は健康的とか男性らしさを強調する一種のオシャレと考えられた時代もあったが、現在はB波と異なりA波の長時間の照射は体内のDNAの塩基に対し、危険であると同時に皮膚の老化を促進することが云われる。
●紫外線B波(UVB)はUVAに比べると皮膚に対する刺激が強いので、短時間で紅斑・充血・浮腫を起し赤くなる。これをサンバーンと云い、さらに水泡になり強い痛みを起こし、結合組織の配列に損傷を起して、しみ、しわ等の原因になる。これを繰り返しているうちに早く皮膚の衰えを招き、最悪の場合ガンの発生原因にもなる。
●最も作用の強い紫外線C波(UVC)は幸いなことにオゾン層に於いて分解され地表には到達しないが、細胞を破壊するなど有害な作用が強く、特に254nm付近は殺菌性があり、殺菌灯として利用されている。
★紫外線の予防法
予防法はごく簡単な事のみですから怠らず実行することが最も大切である。
以下紫外線A波B波共に出来る予防法を列挙したい。
1) 露出皮膚を日光から遮蔽する事。 日傘 帽子 バイザー 長袖シャツの活用。
2) サンスクリーン剤(日焼け止め)の塗布 其の際サンスクリーン剤の評価基準として広く知られているものにSPF値とPA値がある。
○ SPF値(Sun protection factor)は主に紫外線B波サンバーンの防御を表す指標で、例えばSPF10とはサンバーンを起こす時間が何も塗らない時より10倍の時間を要するとの意味で、数値が高いほど防御時間は長くなる。一般的にはSPF20〜SPF30でよいと思われるが、個人差がある。
○ PA値(protection grade ofUVA)は紫外線A波(UVA)の防御を表す指標で数値や(+++)(++)(+)の記号をみて適当なものを肌に合わせて選ぶ
3) 紫外線予防の効果のあるサングラス又はメガネの使用
光と共に紫外線が眼球内に入り活性酸素を発生し黄斑変性症などに成りやすい。
(黄斑変性症・・・視力が落ちる、物がゆがむ、視野の中心部に黒い穴、失明等)
4) 栄養食又は薬剤の適切な使用
栄養食やビタミン類・ミネラル等の適宜摂取を心がける。
5) 積極的にメラニンの増加を計る
紫外線の比較的やさしい朝夕に適当なスポーツや散歩をして徐々に焼く(サンタン)
日光は午前10時〜午後3時までの間が強いので、その前後の時間を利用する。
以上のような常識的な方法でも持続こそが良い結果に結びつく。太陽光の恵みを受けながら、紫外線の害を日常的予防で最小限におさえる事で、より健康な生活が送れるのではないだろうか。 |
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