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私はいわゆる文房具マニアです。それもコレクターというより、実際に使ってみて使い方を工夫するといった実用主義です。今回は、その中でも皆様薬剤師さんにとって身近な筆記具について書かせていただきます。
私は、モンブランのボールペンのようなブランド品も使いますが、それほど高価でないペンも使い勝手の良いものは同格の扱いをしています。例えば、契約書や領収書を書く時は高級品のモンブランの万年筆やボールペンを、構想を練る時は滑らかな水性ボールペン(今はモンテヴェルデが気に入っています)、仕事で調書を書くのはシャープペンシル(ドクターグリップが実用的ですが、スーツの胸ポケットには銀の早川式繰出鉛筆)を使い、普段の筆記は100円クラスのボールペンというようにTPOで使いわけを楽しんでいます。
100円クラスのペンといえば、以前、暗殺されたイスラエルのラビン首相とパレスチナのアラファト議長が調印しているニュース映像を見た際、ラビン首相が使用しているペンが150円の水性ボールペンのように思われましそ。同じ物を持っている嬉しさとともに、歴史的場面で150円クラスのペンがとても高級に見えたのを覚えています。
最近、新製品でポスト・イットが軸に組み込まれた蛍光ペンが発売されたという情報を入手しましたが、まだ現物を見ておりません。書類に蛍光ペンでチェックしつつ、ポスト・イット(フラッグタイプ)を貼る、といった使い方をするそうです。こんな新製品をチェックするのがとても楽しみです。
そんな私は、お医者さん、看護師さん、そして薬剤師さんが白衣の胸ポケットに数本のペンを差しておられるのが気になっています。お医者さんがカルテを書いているボールペンがちょっとかっこよかったりすると、これまた気になります。その多くは製薬会杜のサービス品のようです。以前ある病院の先生から「戴きものなのでお義理で胸に差しています。3、4色ボールペンの内、1〜2色は書けなくなったのもありますよ。」とうかがったことがあります。
昨年、齋藤孝さんという方の「3色ボールペンで読む日本語」という本に出逢い、齋藤さんの3色方式、緑…おもしろい(主観)、青…まあ大事(客観)、赤…すごく大事(客観)といういわゆる情報整理法を知りました。現在、この方法で手帳の記入をしたり、資料のアンダーラインの引き方等に活用しています。この方法を知ってから白衣の職種の方達のノウハウに興味が強く湧いてきました。近年、親戚の娘が大学を卒業して看護師となり、連絡事項、申し送り事項の記入に色分けするので4色ボールペンが必要だと言っていました。
病院のカルテはA4の用紙が36穴のルーズリーフになっていて、バインダーにファイルしているところが多いようです。同様の方法をとっていても病院によって少しずつ異なるところがあるようで、診察中もカルテに書かれた文字の色分けは−どういう分類なのだろうと思ってつい目が行ってしまいます。書類を扱うという点では私の仕事も共通していますし、そもそも文具マニアの血が騒ぐといったところでしょうか。
それにしても製薬会社のサービス品の文房具はセンスが良いものが多いですね。同じペンでもおそらく薬品の名前なのでしょうか、カタカナ文字や英字が書かれているだけで違ったものに見えてくるから不思議です。妻がもらってくると時々ねだって譲ってもらうこともあります。実は今、サービス品に先ほどのポスト・イット付蛍光ペンが加わることをひそかに期待しています。そして薬剤師の方たちの文房具等の使い方のノウハウを知りたいと思っている門外漢の私であります。
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