2008年 新年のごあいさつ |
川越市薬剤師会 会長 天野 勉 |
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新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、健やかに新しい年を迎えのことと、お喜び申し上げます。
また、旧年中は薬剤師会活動にご協力、ご支援を頂き大変有難うございました。
特に川越市のご協賛を頂き実施出来ました「市民フォーラム」、「健康祭り」には大変多くの会員様のご協力を頂き、市民の皆様への啓蒙活動として、その役目を果たしたと考えます。
そして、平成18年より「調剤を実施する薬局」は医療施設として位置づけられ、薬剤師は、患者様と接する中で医療人として自覚が培われつつあるのではと考えております。その一つが抗インフルエンザウイルス薬「タミフル」の問題であろうと思います。
医師の処方についても、薬剤師は患者様との間に立って非常に考えさせられた事と思います。 昨年は10月末よりインフルエンザ(Aソ連型)の早期流行が報じられ大変心配させられるところです。
一方では、血液製剤による「薬害C型肝炎訴訟」では、大阪高裁の和解勧告を受け、話し合いが行われていますし、千葉県柏市内の薬局では、低血圧治療剤と血糖降下剤の調剤過誤により、健康被害を負わせたとして行政処分を受け、廃業になりました。
詳しいことはわかりませんが、薬剤師の能力不足、人不足にも関係しています。 調剤経験の少ない薬剤師が調剤に当たる場合とか、多忙な時もあるかとは思いますが、充分なチェックが必要です。
これらは薬剤師だけの問題ではありませんが、医療関係者のリスクを実感させられる件は、大変多いです。
いろいろな問題を抱えている医療業界の中で、中央社会保険医療協議会で診療報酬の議論が本格化しています。 財務省は人事院の勧告して、3.6%の引き下げが可能として、経済優先の医療費の改定が行われようとしています。
小泉政権の5年間、診療費の伸びはマイナスやゼロが続きました。産科・小児科の問題、中核病院の医師不足も深刻です。薬剤報酬についても分業率は60%を超えましたが、受け付け1回当たりの点数は減少になっています。患者様がどんな医療を受けられるかは診療報酬の決め方で大きく変わってしまいます。深刻な医療の情況を考えれば、「初めに引き下げありき」ではなく、患者さんが困らないように、必要な医療には資金を確保していただきたいと思います。
中国協診療報酬基本問題小委員会は、後発医薬品の使用を増やすために処方せんの変更を了承しました。後発医薬品の使用促進の割合が、高まると厚労省は見ているようですが薬局薬剤師にとっては、後発医薬品一部に効果が悪い、効かない、シップ剤が付かない等の苦情を受けている品があり、薬剤選択や薬剤確保は重要です。薬剤師の責任も出てくると思いますので充分な研鑚が必要になると思います。
年末には、会員の皆様に、城西大学薬学部の学生さん(6年制)に早期体験実習のご指導をお願い致しました。一昨年の学生さん、先生方より大変有益であったとのご評価を頂きました。また平成22年には2ヶ月の薬局長期実務実習が始まります。開局薬剤師の皆様には、認定実務実習指導薬剤師の資格を取得して頂き、後輩薬剤師の為にご尽力を頂きたいと思います。
又、一般用医薬品については、従来使用してきた「大衆薬」という用語を改め「OTC医薬品」に読み替えることとし、新しいロゴマークが作成されました。(図1)規制緩和の中で販売制度について論じられてきましたが、すでに公表されている如く、リスクに応じた販売方法となります。21年4月より実施されます。それに伴いOTC薬の販売にふさわしい、薬剤師以外の専門化として登場する、登録販売者が位置づけられました。ガイドラインが作成され、各都道府県ごとに試験がスタートすることになりました。しかし薬剤師による情報提供、相談など取り組むべき姿勢、熱意がものを言うのではないでしょうか。
地域社会においては生活の多様化、核家族化の発展などによる人と人とのつながりの希薄化が進む中、薬局が医療の窓口となり、地域医療に貢献するという責務を担うことが出来れば幸いと思います。
最後になりましたが、会員の皆様のご多幸と、益々のご発展を祈念致しまして新年の挨拶と致します。 |
| 平成20年1月 |
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